不動産売却が長引く原因は?売れ残りを防ぐ対処法も解説

共有持分売却窓口のお役立ちブログ

新井 一毅

筆者 新井 一毅

不動産キャリア22年

不動産売却が長引く原因は?売れ残りを防ぐ対処法も解説

高額な取引である不動産売却は、すぐに買い手が付くことはあまりなく、ある程度の期間が必要です。
しかし、さまざまな要因により想定を超えて売却が長引く場合があります。
そこで今回は、不動産売却にかかる一般的な期間とともに、不動産売却が長引く原因、不動産の売れ残りを防ぐ対処法を解説します。

不動産売却にかかる一般的な期間

不動産売却にかかる一般的な期間

不動産売却にかかる一般的な期間を把握すれば、どのくらいの時間が経過したら売却が長引くといえるかを判断できます。
不動産売却にかかる一般的な期間とともに、おおまかな流れもチェックしておきましょう。

全体にかかる期間の目安は3か月

不動産を売り出してから買主に引き渡すまでにかかる期間は、3か月程度です。
ただし、この3か月の期間はあくまでも目安であり、不動産の立地・間取り・売却時期などによって売れやすさに差があります。
人気のエリアで高い需要がある不動産ならば、売り出してすぐに買い手が付く可能性があります。
一方で、転居される方が少ないエリアだったり需要の低い時期だったりする場合には、なかなか買い手が見つからないかもしれません。

不動産売却の流れと手続きごとにかかる期間

不動産売却の流れは、不動産売却を決めてから仲介を依頼する不動産会社を見つけるまでが第1段階です。
この第1段階のなかには、インターネットでの売却相場検索、不動産会社探し、不動産会社による査定などが含まれます。
不動産会社を決定するまでの一連の流れにかかる期間は、2週間から1か月程度です。
そして、不動産売却の第2段階となるのが、売却活動の開始から買主探しまでです。
この第2段階には、不動産会社との媒介契約の締結、不動産会社による宣伝活動、内覧の受け入れが含まれます。
一般的に、第2段階にかかる期間は3~6か月ほどです。
最終的な不動産売却の第3段階となるのは、売買契約締結から引き渡しです。
第3段階には、買主との売買契約締結、手付金の支払い、残金の支払いと物件の引き渡しが含まれます。
第3段階にかかる期間は買主の住宅ローン審査に必要な時間も含まれ、2週間から1か月ほどとなるのが一般的です。

一戸建てとマンションで期間に違いがある?

売却する不動産が一戸建てかマンションかによって、売却にかかる期間に若干の差があります。
一般的に、マンションは売却が早く進み、一戸建ては売却に時間がかかる傾向があります。
この一因となるのが、一戸建てでおこなわれる測量です。
とくに、隣地との境界線がわかりにくい一戸建ての場合には、測量によって境界線を決定する必要があります。
こうした測量にかかる時間だけ、一戸建てでは売却期間が長くなるのが一般的です。

不動産売却が長引く原因

不動産売却が長引く原因

一般的な不動産売却にかかる期間は3か月ほどです。
この一般的な目安を大きく超える場合には、不動産売却が長引くだけの原因があるかもしれません。

価格が高すぎる

売りに出した不動産を気に入った方がいたとしても、売り出し価格が高すぎると売却を諦めてしまいます。
問い合わせや内覧の申し込み自体が少ない場合であれば、価格が高すぎることが原因のひとつに挙げられます。
不動産を探している方は、広告に記載されている売り出し価格と自分の予算を比べたうえで次の段階に進むのが一般的です。
買主にとって売却価格は購入を決める大きなポイントですので、高すぎる売却価格には注意が必要です。

頻繁に値引きをしている

短期間で複数回値引きをおこなっている不動産は、待てば待つほど値引きがおこなわれると判断され、結果的に売却が長引く原因になることがあります。
不動産は高すぎる価格では買い手が付きませんが、少額の値引きを繰り返しても買い手が付きにくくなります。
購入意欲のある買主を見つけるためにも、近隣の似た物件を参考にして適正価格で売り出し、売買条件の交渉に進むことが大切です。

需要の低い時期

不動産は1年をとおして高い需要がある訳ではなく、引っ越しシーズンに需要が増える傾向があります。
有利な時期を考えずに売り出すと、売れ残る原因となるため注意が必要です。
具体的には、新年度となる春のほか、異動シーズンである秋が不動産の需要が増える時期です。
もちろん、不動産探しは、転居予定日よりも前から始まりますので、買い手候補が動き出す時期を見計らって売り出すこともポイントとなります。
このほかに、エリアによって需要が増える時期が違うため、エリアの特性を把握することも大切なポイントです。

立地が悪い

築浅で適正価格を付けたとしても、立地が悪いと売却期間が長引く場合があります。
立地が悪い具体的なケースとしては、最寄り駅から徒歩20分以上など通勤や通学に不便なものが挙げられます。
また、周辺にスーパーマーケットがなく、毎日の買い物に不便な場所も、立地の悪さから需要が見込めません。
さらに、ファミリー向けの間取りの不動産の場合には、近くに学校があるかどうかも売却期間を左右するポイントです。

長引く不動産売却の対処法

長引く不動産売却の対処法

不動産売却が長引く背景には、価格や時期などさまざまな原因があります。
不動産売却が長引く原因を把握できたら、売れ残りを防ぐ対処法をチェックしてみましょう。

適正な販売価格を心がける

不動産売却が長引いている場合には、近隣の似た物件における成約価格をチェックしてみるのが対処法です。
買い手候補にとって高すぎると感じられない適正価格を把握したうえで、納得できる売り出し価格を決めましょう。
また、売り出し前にリフォームをおこない、そのコストを売却価格に上乗せしている場合にも売却が長引くことがあります。
室内が劣化している場合には最低限の修繕が必要ですが、過度なリフォームは買主にとって不要である場合も珍しくありません。
あえてリフォームはおこなわずに、その分だけ値引き交渉に応じるほうが早期売却につながる対処法となるでしょう。

内覧対応を見直す

適正価格で売り出して内覧希望者があらわれたならば、売買契約に進んでもらえるよう内覧対応を見直すことが対処法です。
具体的には、内覧前の整理整頓を徹底してみましょう。
不動産の間取りや設備が魅力的だったとしても、室内に荷物が多いと魅力的に感じられないことがあります。
室内の広さや使い勝手の良さをアピールするには、不要な荷物は目につかないところに収納することが対処法です。
また、劣化が目立ちやすい水回りについては、とくに念入りに掃除することもポイントとなります。
このほかに、内覧に訪れる買い手候補に良い第一印象を与えるには、玄関前の雑草の除去、玄関の清掃や換気などが大切です。
このほかにも、内覧の最中には、落ち着いた環境となるよう配慮することも、不動産売却を長引かせない対処法となります。

不動産会社の買取を利用する

不動産売却の方法には、不動産会社の仲介のほかに、不動産会社の買取があります。
仲介とは、不動産会社が売主と買主をマッチングしてくれるもので、不動産会社によるインターネットへの広告掲載やポストへのチラシ配布などで買主を探す方法です。
仲介は相場価格での取引ができる一方で、買主探しに時間と手間がかかるのがデメリットです。
また、不動産会社の買取とは、不動産売却が長引くことなくすぐに完了する方法となります。
買取とは不動産会社に直接不動産を買い取ってもらうもので、買主を探すための宣伝活動が不要となることが特徴です。
ただし、買取は不動産会社による再販を前提としていることから、再販にかかるコストの分だけ安値で売却することが注意点です。
一般的に、仲介の7~8割程度の価格で手放すことになりますが、売却が長引くことがない点は大きなメリットといえます。

まとめ

一般的な不動産売却にかかる期間は、売り出しから引き渡しまで3か月程度です。
不動産売却が長引く原因には、高すぎる価格・需要のない時期・立地の悪さなどが挙げられます。
適正価格での売り出しや整理整頓、不動産会社の買取の利用などが、長引く不動産売却の対処法です。


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